先日、県北のひなびた温泉に行ったんですよ。




風情があるねー
そして、お湯に浸かっていて、思い出したんですよ。
ああ、一年前の今頃は、ここに浸かって、ひたすら一宮教会のことを考えていたなぁ、と。



二教会の連携が決まったけれど、まだ何も情報がなかった時ね。



ワクワクだったの?それとも、ナーバスな感じ?
神様が「こうしなさい」って言われる、という聖書の原則は明確だったけれど、それを実行するための方法は様々な可能性があるわけです。そして、どれをとっても教会の皆さんにとってはかつてない変化を味わうことになるわけです。



信頼関係すら始まってない段階だから、色々心配になりそう。
ですから、頭の中は試行錯誤でぐるぐるしていて、温泉なのにかえって気疲れしそうな時間でした。
でも、1年後に同じ温泉に入ったとき、あの時頭の中の「懸案事項」ボックスに入ってたことが、まとめて「実施済み」ボックスに移っていいるのを感じました。



例えば?ちょっと教えてよ。



30分前のことも忘れるさいとうが、果たしてどこまで記憶してることやら・・。



失敗談とかもあれば、よろしく。



やってみます。
一年前のお風呂であれこれ考えたけど、ちゃんと実施されたこと
#1 「信頼関係」の構築



まずは「信頼関係の構築」ですね



一番大事ですね。
でも、これは自信があったんですよ。
同じクリスチャン同士って、結局キリストという最大の宝を共有してるわけです。だから、礼拝や祈祷会を通して、キリストの愛をちゃんと聖書から語らせていただければ、神の家族としての絆は育ち続けていくんですよね。



とか言って、心配してたんでしょ?
だって、お会いしたこともなかったし、「一宮の皆さんもいろいろと心配しているようだ」という漠然とした情報だけは伝えられていたんです。
けれど、一年経ってみれば、思った通りでした。



さいとうさんってクセがありそうだから、万人受けはしないとおもうんだけどな。
ほんとうにそうなんですけど、やはりキリストとみことばは最強です。キリストの愛についての説教って、心の一番深いところの喜びにアクセスするので、語る方も聴く方も、どうしたって仲良くなるんですよね。
ほんとありがたいです。



それ、わたしがさいとうさんと二年間スプラ配信を続けられる唯一の理由です!
#2 連携プロジェクトのブランディング



次は、「連携プロジェクト」のブランディングかな



まずは二教会の「内部」に対して、目的を明確化し、変革の見通しに安心感を与えるべきね。ネーミングやロゴの選定、情報発信のプラットフォームとして新規HP立ち上げなどをスタート時にきちんとしとくといいよね。そして、もちろんそれはそのまま「外部」の人達への広報にもなるね。



ろくな、楽しそうだな。
プロジェクトチーム名のアイデアを色んな人に聞く中で、最終的に「ユナイティング・チャーチ」にしました。スウェーデンの教会がその名前を使っていることも大きいのですが、ユナイテッド(合同)教会ではなく、「一つになり続けていく教会たち」という意味をこめています。ゴールは地上での「組織」ではなく、天国における「キリストの体の完成」を目指し続けていくわけです。
新規HPはWordPressでゼロから作り直しました。ロゴ類もできました。このあたり、色んな方たちの協力に恵まれました。
#3 礼拝配信のアレンジ



3つ目は、連携のカギ。ライブ配信における「礼拝共有」の整備だね
YouTubeライブ配信を活用して、二教会が同時に礼拝をするからこそ、合理的な教会連携が可能なわけですが、そのライブ配信が「聞きづらい」「見づらい」「疎外感を感じる」だと意味をなさないわけです。



回線環境の整備、配信設備の高品質化・安定化、同時にオペレートの簡素化、受信環境の整備などね。加えて、礼拝式次第もライブ配信と親和性の高いものにアレンジされていく必要があるよね。



ろくな、絶対おまえ理系だろ?
ろくなちゃんが全部まとめてくれたので、まあ、そういうことです。現在、二教会それぞれに送信・受信両方のために、PA、シネマカメラ、有線LAN、大型モニタなどが設置されています。(高価な機材は共有)
礼拝は、どこでどなたが視聴しても、「よその教会」を感じない言葉遣いがなされています。今は月に二回ずつ受信・配信の会堂が替わっています。全国の色んな場所から、リモートで礼拝出席されている方たちがあります。



あ、そか、ユナイティング・チャーチは「2つの教会」に対応するシステムに更新することで、結局「すべての人」への対応をしてるんだね。



そゆことです。



だけど、そういうシステム変更をして、さらに継続的に運用できてるのは、機動力のある献身的なスタッフ達がいるからでしょ?そういうスタッフが育つノウハウも書こうよ。



ただでさえ異例の長文の記事になってるんだから、広げんなよ!
#4 設備の拡充



4つ目は設備の整備と追加だね。



設備投資は再生プロジェクトの根幹に関わることだけど、予算化されない支出は初年度は難しそうだし、何よりも赤字続きのことが多い地方教会では、大型の支出に対してどうしても消極的になるはずだけど。
一宮教会の信徒さんたちは、早い段階でこの変な牧師を信頼してくださり、大切な貯金を用いての大型の設備投資を次々と実行してくれました。
でも、関係づくりの最初期は、やはりそうもいかなくて、私はアマゾン欲しいものリストで「教会再生スターターキット」をおねだりして、仲間たちに買ってもらったりしましたよ。



あんただけだよ、そんなことできるの・・



本当に助かりました・・・。


信徒リーダーさんたちのコメント



あんまりにも長くなってるので、斉藤の報告はここまで。以下に、二教会の信徒代表のミゾテさん(一宮)、マツウラさん(吉備)の総括の文章を載せるね。



変化を経験したのは一宮だけではなく、吉備もそうね。





「吉備教会の方々と共に手を携えて主の栄光の為に」・・・。まさにユナイティングだね。さいとうさん、この文章うれしかったね。





二教会の連携を開始したことと、「教会には互いに助け合う愛が増してきた」ということが、きっと繋がってるんだろうね。



でも、当初は一宮教会との連携は、吉備教会側にとってメリットを感じにくかったと思うんだけど、どうして実行できたの?



だから、話広げんなって。
まとめ



書こうと思えば、まだいっぱいあるんだけど。もうまとめるね。
同じ温泉に浸かって、「一年前の思い煩い」と「実行済みの手応え」の両方を見比べて、しみじみと嬉しくなったことでした。
もちろん、すべてが思い通りになったわけではありません。
私の知恵が浅薄であったせいで、当初「やること」リストに入ってたことが、実施しないほうが合理的だ、と後で修正されたこともあります。
神様は聖書を通してちゃんと道を示してくださっているのに、私が不見識だったり先入観に捉えられて、判断を誤るということがあるわけです。



その自覚!大事!
それとは反対に、計画しなかったタイミングで望ましい展開になることも多く、特にオンギジャンイ・コンサートなどは、こんなことができるなんて、全く思ってもみないことでした。



神様は本当に良いお方・・



God is Good!



Бог благ (ロシア語)



長い報告を最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
雨や雪は、天から降って、もとに戻らず、
地を潤して物を生えさせ、芽を出させて、
種蒔く人に種を与え、食べる人にパンを与える。
そのように、
わたしの口から出るわたしのことばも、
わたしのところに、空しく帰って来ることはない。
それは、わたしが望むことを成し遂げ、
わたしが言い送ったことを成功させる。
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