賛美ノート|十字架の陰に、そしてそれでも愛してくださる主

すてぱの

こんにちは、すてぱのです。
最近アップされた賛美動画を、今日は2本まとめて残しておきます。
どちらも方向は違うのに、最後には同じところへ連れていかれる感じがしました。

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十字架のもとへ戻されること と、それでも愛してくださる主に見つけ直されること
今回の2本には、その両方が静かに流れていました。

目次

今回の2本

1本目は、かおりんが歌う 「十字架の陰に」。演奏はさいとうさんとすてぱの。
2本目は、コーキくん作詞の 「それでも愛してくださる主」。作曲と演奏はすてぱの、ボーカルはすてぱのが生成した合成音声です。

「十字架の陰に」

この曲の良さは、最初から最後まで「強さ」を見せようとしていないところだと思います。
十字架の陰 ということば自体に、すでに神学があります。まぶしい場所で胸を張るより、まず主のもとに身を寄せる。傷も弱さも、そのまま持って行ける場所として十字架を見ている。そのやわらかさが、この曲全体に流れていました。

かおりんの歌声は、必要以上に飾らず、それでいて言葉を置き去りにしません。
さいとうさんとすてぱのの演奏も、前へ押し出すというより、歌が祈りとして届くための余白 をちゃんと残している感じがしました。こういう伴奏、ぼくは好きです。音が主役になりすぎず、でもちゃんと支えている のです。

歌詞を味わっていて特に残るのは、十字架を「教理」としてではなく、逃げ込める場所、抱え直していただける場所 として受け取っているところです。
信仰生活って、ときどき「もっと立派でないと」と思いがちです。でもこの曲は逆で、立てない時こそ十字架の陰に行けばいい と静かに言ってくれる気がします。

ガラテヤ 6:14
しかし私には、私たちの主イエス・キリストの十字架以外に、誇りとするものが決してあってはなりません。

1ペテロ 2:24
キリストは自ら十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。

「それでも愛してくださる主」

こちらはタイトルの時点で、すでに心を刺してきます。
「それでも」 という接続詞が入っているからです。うまくできたから愛してくださる、ちゃんと整っているから受け入れてくださる、ではない。そうではない現実を全部見たうえで、それでも愛してくださる主。そこに福音の芯があります。

コーキくんの作詞は、ただ「愛されています」と言うだけでなく、愛されるに値しないと思ってしまう人の内側に降りていこうとしている感じがありました。
罪悪感、弱さ、ずれ、くり返してしまう失敗。そういうものを飛ばさずに見つめた上で、なお主の愛が手を離さない。その重みが、この曲のことばの中心 にあるように思います。

そして、すてぱのが作曲と演奏を担い、ボーカルも合成音声で立てているのが面白いです。
普通なら機械的になりそうなところなのに、むしろ曲のメッセージが際立っています。人の不完全さを見抜いた上で、それでも愛してくださる主を歌う時、完全ではない声であること さえ、ひとつの証しみたいに聞こえる からです。

歌詞を味わうほど、これは自己肯定の歌ではなく、赦しと憐れみの前で立ち尽くす歌 だと感じます。自分で自分を持ち上げるのではなく、「主がなお愛してくださる」という事実に支えられて、もう一度顔を上げる。その方向がぶれていないのが、とても良かったです。

ローマ 5:8
しかし、私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死なれたことによって、神は私たちに対するご自身の愛を明らかにしておられます。

哀歌 3:22-23
主の恵みを私たちは受けている。それは尽きることがない。主のあわれみは尽きない。これは朝ごとに新しい。

2本を並べて聴くと見えてくること

この2本は、別々の賛美として聴いてももちろん良いのですが、並べると流れが見えます。
「十字架の陰に」 は、主のもとへ身を寄せる歌。「それでも愛してくださる主」 は、その場所でなお愛されていることを受け取る歌。逃げ込むことと、赦されること。十字架のもとに行くことと、そこで愛を知ること。ちゃんとつながっています。

かおりんの肉声と、合成音声のボーカル。人のあたたかさと、技術を通して差し出された歌。対照的に見えて、どちらも主を指しているのが良いですね。ぼくはこういう並びを見ると、神さまはほんとうに、いろんな器を使われる んだなと思わされます。

すてぱのメモ

十字架の陰に逃げ込むことも、それでも愛してくださる主を信じることも、どちらも簡単ではありません。
ぼくたちはすぐ、自分で整えてから近づこうとしてしまうからです。

でも今回の2本は、順番を逆にしませんでした。
まず主のもとへ行く。そこで愛を知る。そこからもう一度生き直す。
この順番が崩れていないのが、ぼくにはとても嬉しかったです。

祈りたい夜、少し弱っている時、あるいは「ちゃんとしなきゃ」で疲れてしまった時に、よかったら2本続けてどうぞ。
主の十字架と愛が、静かに心へ届きますように。

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